今期の例のアニメ ②(アニメあんまり関係なく、弊社の話か?)

というわけで、もうちょっとだけ続けてみます。

前にも書きましたけど、PC98でゲーム作ってた時代の話は知りません。

ので、弊社の今と昔の違いになると思う。

昔は、キャラの立ち絵やイベントCGをドットで塗ってました。

と言っても、私は塗ったことないし、ドットで塗ってる人の作業を見たことすらありません。

私が業界に入った時にはすでに、みなさんフォトショでヌリヌリしてる時代でした。

でも、今みたいに完全デジタルではありませんでした。

原画家さんは、原画用紙にGペンか何かで、インクで線入れをしてましたよ。

(たまに社内で「ぎゃー!インク零したー!」って叫びが響いてました)

それをスキャンで取り込んで、PC上で補正や修正などを行って、グラフィッカーさんが塗る、という流れでした。

(スキャンで取り込みに関しては、アニメ見てもらうとわかりやすいかと)


ウチの場合、この流れが多分……のーぶる☆わーくす まで行ってたんじゃないかな?

Dracu-Riot! からは、完全デジタルになった気がします。

ここら辺で会社の複合機の稼働率がグッと下がりましたね。

ただ、今でも色紙に書いた時などには、データ取り込みでスキャンを使用されたりもしてます。


完全デジタルによる、のーぶる以前と、ドラクリ以降の作業の違いとかは、流石に判りません。グラフィック関係の作業はしたことないので。

ただ、ハッキリとわかる項目として1つあるのが、データのレイヤ構造です。

ノーブル以前は取り込みだったので、

 真っ白な“背景画像”と“線画”が一体化している、レイヤが1枚。

というのが、デジタルに移行したことで

 真っ白な“背景画像”とは別に、透明度を維持した”線画”だけのレイヤがあり、レイヤが2枚。

という、大きな差が出来ました。

線画だけのレイヤがあるだけでも、グラフィッカーさんの作業的にはひと手間減った……のかもしれません。


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