進化するAVGの演出

最近すごいですよね。
昔は目パチ、口パチでも凄いと思っていましたが、
最近はe-moteとか、ブルンブルンとしてたり、身体全体の動きが付いたり。

基本的にこういうのは、凄い事だと思うんですが、
細かいことが気になる性格の人間ですと、
こういう演出が発達するにつれて、気になることも増えたりします。

例えば口パク。
今時は主人公以外のフルボイスは当たり前。
しかし、口パクつけていると、ボイスとの兼ね合いが生まれます。
一つのボイスの中にも音声の空白部が存在しますよね。
でもそういう部分で、口パクするのは変じゃありませんか?
もっというと、母音を合わせないと違和感があったり。

そういうの、わたしは結構気になる方なんです。

元々動かない、口パクをしないからこそ、
立ち絵をある種の記号的な物ととらえていてた部分が、
口パクなどの動きを挟むことで、記号的な印象が薄れてしまうからなんですよね、きっと。

演出が発達して、凄いと思うことが増えるということは、
それだけ、より現実というか、3次元的になるというか、
でも一部の演出だけが2次元でおさまってしまう……そこら辺のズレが、
より大きくなる部分が気になります。

ちなみに弊社にはこの手のタイプが多いです。
なので、口パクを導入すると、多分スクリプトが死ぬと思います。
だから導入しないというわけではありませんが……。

あと、弊社の表情変化は結構豊かなので、
この上、目パチ口パクをそのまま導入すると、変わりすぎてバランスがさらに悪くなる気がします。
なので、その手の物を導入する際には、
色々バランスを取り直す必要がある気がしている次第です。

そんな……愚痴というほどでもない、最近思っていることでした。

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